多胎妊娠 たたいにんしん
多胎妊娠では、流早産を起こしやすく、妊娠高血圧症候群、羊水過多症、前期破水、胎盤早期剥離などを伴いやすい。また子宮内胎児発育遅延や低出生体重児の頻度が高いため、労働負担の軽減が必要である。
措置
(1)双児の場合
必要に応じ、負担の大きい作業の制限又は勤務時間の短縮
- ●妊娠26週以降頃より、状況に応じて身体的・精神的負担の大きい作業においては、負担の軽い作業の割合を増やすか、軽作業に配置換えする。
- ●立作業の場合は、椅子に座って作業できるよう配慮することが望ましい。
- ●勤務時間を短縮する場合には、安静時間を確保し、遅い出勤の許可、昼食休憩の延長、早退の許可などにより行う。
- ●28週前後からは、予防的入院管理が指示される場合もある。
- ●受動喫煙防止対策を講ずる。
(2)双胎で特殊な例又は三胎以上の場合
特に慎重な管理が必要
- ●特に慎重な管理が必要となり、入院安静が望ましい。
特に注意すべき作業例
激しい全身運動を伴う作業(スポーツインストラクターなど)、筋力を多く使う作業(物品の集配、保育士・看護師・介護職など)、歩行時間の長い作業(外勤営業など)、長時間の立作業(調理員、販売レジ係、工場でのライン作業、美容師など)、精神的負担の大きい作業(納期や締切に追われる設計・開発職や編集作業、対人折衝の多い営業職、長時間の運転業務など)
時間外勤務
原則として不可
交代制勤務
原則として不可
*出典:女性労働協会「母性健康管理ガイドブック」
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