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職場における母性健康管理の推進 企業インタビュー

かみのやま温泉 展望露天の湯 有馬館

母性健康管理の環境整備の効果

−母性健康管理の取り組みを実施したことによる効果についてお聞かせください。

「妊娠・出産しても働ける職場」という口コミが旅館の評判へとつながっています

「有馬館は妊娠・出産しても働ける職場」という働く人の口コミが増え、「先輩が子育てをしながら働いている」とその周りにも評判が広がり、若い人が「ここでは安心して働いていられる」と思ってくれるようです。
定着率がいいので、学校からも先生方が就職先として進めてくれ、ありがたいことに人が集まらずに人手不足ということはありません。
また、妊娠・出産、子育てをしながら働き続けるロールモデルが実際にいることで、若い人達も働きながら結婚や出産をすることを前向きに考えてくれるようになりました。

妊娠・出産を経ても働きやすい職場とは

−妊娠・出産を経ても働き続けることができる職場になるために必要なこと、大切なことについてお考えをお聞かせください。

働きやすい職場づくりのためには、経営者も妊婦の目線で考えることが必要です

マタハラなどがない職場づくり、働きやすい職場づくり、いじめがない職場づくりをしなければならないと思っています。例えば、重い物はワゴンにのせて持っていくなど、経営者もいかに働きやすくするかを妊婦目線で考えていかなければなりません。
宿泊業では常連のお客様がいらっしゃるので、長く働いてお客様から声をかけてもらえるような人は会社にとっても宝です。妊娠・出産を経ても働き続けてもらうことは、旅館にとってもお客様にとってもプラスになると思っています。

実際に働きながら妊娠・出産を体験された女性の声

尾形 夏美さん(フロントルーム担当・正社員)

有馬館でずっと働き続けたいと思っていたので、妊娠を機に仕事を辞めることは全く考えませんでした。
妊娠前は朝6時からの勤務でしたが、妊娠を報告したときに出勤時間を変えてほしいと相談し、昼12時からの勤務に変えていただいたので、朝が楽になり働きやすくなりました。
妊娠中は、フロントにイスを用意してもらったり、食事のセッティングや片づけで食器など重たい物を持ってもらうなど協力していただきました。
女将や職場の同僚の方が気にして声をかけてくれたので、体調のことなどいろいろと相談することができました。
子育て中の今も、保育園から連絡がきた時にすぐに迎えに行かせてくれるので助かっています。
助けてもらった時には「やってあげてよかった」と思ってもらえるように、常に「ありがとう」という言葉を言うように妊娠中も今も気を付けています。

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