企業の健康支援に対する考え方について
- 従業員の健康支援に取り組むことになったきっかけを教えてください。
2016年6月より、「人生100歳時代」を見据え、「健康寿命の延伸」すなわち“元気に長生きをする”という社会的課題に応えるため、「太陽の元気プロジェクト」を社長が中心となって開始しました。
お客様を元気にしようと思ったら、当然ながら、従業員が元気でないと真にサービスを提供できません。「太陽の元気プロジェクト」とは、「従業員」が元気になり、「お客様」に元気になっていただき、そして「社会」の元気に貢献するための取組です。
掛け声だけにならないように、社長以下役員が出席する経営会議の場で、毎週人事部が健康経営についての施策を発表しています。6年間続けてきた中で、大小あわせ100以上の施策を実行してきました。従業員が健康になり、お客様、社会にも広めていきたいという思いでコツコツ取り組んでいます。
健康経営のホワイト500(※)には、6年連続で認定していただき、直近3年では50位以内に入っています。一つ一つ取組を積み重ねてきた結果を高く評価していただいたと考えています。(※)経済産業省が認定する「健康経営優良法人」の大規模法人部門において、上位500法人が「ホワイト500」に認定されます。
- 健康支援に対する企業の理念や基本的な考え方を教えてください。
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従業員が長く「元気」に働ける取組として、女性の活躍推進や有給休暇の取得促進、福利厚生制度の充実などに取り組んでいます。
「人」は大切な経営資本です。従業員を元気にする取組として、ワーク・ライフ・バランスの充実も大切になってくると思います。時間外勤務は2016年の「太陽の元気プロジェクト」立ち上げ以降減っていき、現在は年間平均1.5時間になりました。業界トップクラスです。総労働時間は減少し、有休取得率も向上しました。「太陽の元気プロジェクト」の一環として、会社が本気で取り組んだ成果が出てきています。
さらに、業務改革の一環として、従業員のワークスタイルの変革に取り組んでおり、ペーパーレス化の推進やオフィス環境の整備を通じた効率的な働き方を通じてワーク・ライフ・バランスの実現を図っています。