企業の健康支援に対する考え方について
- 従業員の健康支援に取り組むことになったきっかけを教えてください。
鈴村事務局長:以前は離職率が高く、若い人がすぐにやめてしまっていたので、長く働き続けてもらうために法人としてどのように変化すべきか考えたことがきっかけでした。
健康で生き生きと働き続けてもらうために、どんなブランド力があれば魅力的に感じてもらえるのか模索していた時、健康経営のことを知り、法人全体で取り組むことにしました。
当法人は24時間稼働している障害者支援施設で、十数年前は育休を取得した人が一人もおらず、残業時間も多い環境でした。今の時代にそんな環境ではいけないと、変わっていくために理事長に健康経営に取り組んでみませんか、と投げかけていった経緯があります。
離職率が成果として数値には現れるまでには至っていませんが、勤続年数などは伸びているので、少しずつ働きやすい職場になってきているのではないかと思います。2018年健康経営優良法人に挑戦し、最初は落選してしまったのですが、二度目の挑戦で中小企業部門に当選してからは、連続して認定をいただいています。続けていくうちに健康経営優良法人の課題もどんどん難しくなっていき、より良く新しいことを実行していかなければ、続けて選んでもらうことができません。達成しても、次々新しい取り組みを行っていきました。
関連して、ワーク・ライフ・バランスの取組も進め、育児休業の取得は当たり前にしました。理事長始め、トップ3人がイクボス宣言をしていて、育児休業の取得を推奨しているので、男性でも取って当たり前の雰囲気が醸成されていっています。
- 健康支援に対する企業の理念や基本的な考え方を教えてください。
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鈴村事務局長:職員が元気で生き生きと働き続けられることは、職員にとっての幸福であり、それがご利用者様に笑顔で接することにつながると考えています。
職員が皆楽しく働き、利用者さんに明るく接するためにも笑顔が大事だと思い、「笑顔宣言」をしました。常に笑顔でありたいという願いもこめて、笑顔センサーという機械を購入し、職員の笑顔度を計っています。
笑顔宣言
「感謝の気持ちをいっぱいに ポジティブな心をもって あふれる笑顔でふれあいます」
2018年11月1日