設立当初から女性の成長と活躍を念頭に、多様な働き方を導入している。 ほぼ女性のみの職場であり、女性特有の健康課題について話しやすい環境ではあるが、 経営計画書を全社員が日常的に活用するなど、各々の視座を上げ、自律した社員を育成することが、フォローしあえる関係性につながっている。

主な取り組みのポイント
グループチャットで急な体調変化など情報共有 全体でフォローアップ
自身の体調不良や子育て・介護での対応など、急な対応が必要なときでも全体でフォローアップできるよう、勤怠専用のグループチャットを運用している。 一人で抱え込まず、早めにグループチャットへアウトプットできる雰囲気づくりのため、社内活性化チームによるスタッフ同士の懇親機会の創出や、 プラグマオリジナルのポイント制度による褒めあう文化の醸成、縦横の関係を意識した全社イベント開催など、さまざまな施策を通して、コミュニケーションの活性化を図っている。
テレワークの推進、フルフレックスの導入
在宅でできる業務、できない業務を切り分け、テレワークと出勤を組み合わせている。急な体調の変化などに対応できるよう、 事前申請がなくても柔軟な利用が可能。フルフレックスを導入しているが、個人のスケジュールを社内イントラで共有し、チームごとに最適な時間で朝会を実施している。
女性の健康週間に合わせた社内イベントの実施
3月の女性の健康週間に合わせ、社内イントラにて女性の健康に関する動画など情報を共有している。
その他の取り組み
- 傾聴療法士によるカウンセリング
- 横になれる休養室の設置
- 足もみ研修、口腔ケア研修
- メモリアル休暇 など
取り組みのきっかけ
設立当初からライフイベントの中心を担うことが多い女性の成長と活躍で一目置かれる組織を目指し取り組んできた。 様々なライフイベントは誰にでも起こることとして、若手からベテランまで自然とフォローし合える環境を整えたかった。
工夫していること
年2回の面談では、キャリアプランだけでなくライフプランも丁寧にヒアリングしている。 また、毎月の全体会では、経営計画書をもとに、日々のアクションプランの確認や企業理念を読み解く等、社員の自律を促進している。 産休・育休はあるものと想定し、その場合の人員不足に対しては採用をする方針で、予め計画に盛り込んでいる。
効果
社員のエンゲージメントが高まり、仕事とプライベートの両立を一人ひとりが自律して考えながら取り組む社風が形成されてきた。 また、役員を中心とした組織運営から、マネージャー、リーダーが育成され、チームマネジメントが進んだ。
今後の課題、展望
新しい働き方としてテレワークとフルフレックス制度を導入したが、ワークライフバランスの取り組みはまだ途中段階である。 今後はオフィスのABW(アクティビティ・ベースド・ワーキング)化を行い、 ウェルビーイングな働き方を実現すること、また社内のあらゆる場面でのDX推進が課題であり、積極的に取り組みたい。
従業員の声
子どもの通う保育園で関係者に新型コロナウィルスの感染者が出てしまい、休園が決定した際、こまめな状況報告がチャットから出来たので負担が少なくとても助かりました。 また休園中、テレワークで業務が行えたのでチームの方に協力をいただきながらではありますが、自分の業務を滞りなく進められ仕事のモチベーションを維持することができました。
管理職の声
経営理念、行動指針、経営方針の共有、スタッフそれぞれの単年度アクションプラン、全社共通の個別方針が記載された「経営計画書」を毎期制作しております。 これは、9月の経営計画発表会で発表されます。女性が携帯しやすいA5サイズにこだわって作りました。 年2回の面談では、経営計画書の内容をベースに一人ひとりのキャリアプランについてすり合わせを行っています。

経営計画発表会の様子

社員携帯経営計画書・クレド・防災カード
(2021年9月の取材に基づく内容です。)