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>株式会社リンクス人事コンサルティング 特定社会保険労務士 薗田 直子

 女性にとってのライフイベントである結婚、妊娠、出産、育児。
それらと仕事の両立を図るには、職場、女性労働者本人、家庭の三位一体が必要不可欠です。
昨今、法律の整備も進み、産前・産後休業、育児休業以外にも短時間勤務制度、時間外労働の制限、深夜業の制限、子の看護休暇などが一例として挙げられます。

 法律が整ったとしても、それを利用できる風土が職場にないと、それらは意味を成しません。
ここ数年、様々なハラスメントが増加傾向にあります。
マタニティハラスメントも例外ではありません。
男女雇用機会均等法では、保健指導又は健康診査を受けるための時間の確保、医師の指導事項を守ることができるようにするための措置、妊娠・出産等を理由とする不利益取扱いの禁止、そして、事業主が職場における妊娠、出産等に関する言動に起因する問題に関して雇用管理上講ずべき措置についての指針も定められています。

 職場では、妊娠・出産・育児をする女性が制度を利用しやすい職場風土を醸成していくことが必須となります。また、制度を利用する女性側は、権利の主張をするだけでなく、制度を利用出来ることが当然と思わず、会社や職場の方々に感謝し、自分の次の方につなげていく姿勢が大切だと思います。
そして、育児関係の制度の利用については女性だけでなく、男性も利用しやすい社会・職場環境にしていくことがより大切だと思います。

 平成27年度版厚生労働白書「1日あたりの末子6歳未満の夫婦の育児・家事時間」の家事時間について次のようなデータがあります。
共働き世帯:夫・・・30分 / 妻・・・3時間36分
これをみると夫の家事時間が妻に比べて極端に低いことが分かります。

 女性が働き続ける上で必要不可欠なのは職場の理解や協力と共に、家庭内での夫の協力です。
にも拘わらず、家事時間だけを見ても夫と妻の比率が極端に異なるという現実があります。
出産前から夫との家事・育児の分担について話し合いを重ねて、実践していくことが必要です。
仕事もそうですが、家庭内の家事・育児の夫婦それぞれの分担を「見える化」することが非常に有効で大切です。
そこでお勧めするのが、「100の家事タスク表」です。
これはネットで検索してみると色々な方がご自分のタスク表を公開しているので参考にしてもよいかも知れません。
朝食の支度、朝食の後片付け、洗濯機を回す、洗濯物を干す、掃除機をかける、お風呂掃除、トイレ掃除等、朝起きてから夜寝るまでの間のご家庭での家事・育児について100マスの方眼紙に書き込みますが、エクセルで作成するのが簡単かもしれませんね。
出来るだけ細分化してみてください。出来れば100マスを埋められるとよいでしょう。
夫婦で行っている家事等を色分けしていきます。すると多くは妻の色で埋まり、負担の比重が一目瞭然となるのが分かります。
漠然とではなく、夫婦のどちらがどれだけどのような家事等をおこなっているかを見える化することで、家事の見直しにもなります。
家庭内での家事の見直し、実行が出来るかは、今までの仕事のスキルが活かされていきます。そしてそれらの効率化は仕事にも活きていきます。

 最後になりますが、デッドラインは早め早めを心がけて前倒しに!
子供を持つと想定外の出来事が多々起こります。
仕事の締め切りは本来の期限より1週間程度前倒しにご自分で設定し、それに向けて仕事や家事の段取りをされていくことをお勧めいたします。
仕事のスキルも段取り力も上がって、ご自身の成長にも繋がります。
そして、それらが心の余裕や周りを見られることに繋がり、好循環となっていきます。

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