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東日本健康推進センター 呼吸器科 内山寛子 たばこを吸っているお母さんは、禁煙しましょう

おなかの中の赤ちゃんは、胎盤とさい帯(へその緒)を通してお母さんから酸素や栄養をもらっていますが、妊娠している人がたばこを吸うと、さい帯の血管が細くなって酸素や栄養が赤ちゃんに届きにくくなります。それは、子宮内胎児発育遅延や早産などの症状を引き起こす要因になります。

平成18年の厚生労働省国民健康栄養調査によれば、女性の喫煙率は、20歳代が17.9%、30歳代が16.4%と若年層で高い値を示していて心配されます。

たばこの煙には、喫煙者が吸い込む煙(主流煙)とたばこから立ち上る煙(副流煙)の二種類がありますが、副流煙の方がより高い濃度で有害物質を含んでいるといわれています。自分ではたばこを吸わない人でも、周囲の人がたばこを吸っていると自らの意思とは関係なく、環境中のたばこの煙を吸いこんでしまいます。これを受動喫煙といいます。受動喫煙によってもおなかの赤ちゃんに悪影響があるといわれています。

たばこは妊娠中だけでなく、生まれてからも赤ちゃんに喘息や中耳炎にかかりやすくなるなど悪い影響を与えます。たばこを吸っているお母さんは、赤ちゃんのためにも禁煙しましょう。たばこのやめ方についてはたくさんの方法がありますが、ニコチンパッチやニコチンガムなどのニコチン製剤は妊娠中や授乳している場合は、残念ながら使用できません。禁煙開始日を決めたり、周囲の人へ禁煙の決意を伝えるなどして準備します。禁煙実行後は、ニコチン離脱症状が出てつらくなることもありますが、そのつらさも一週間から長くても二週間ほどで消失します。インターネットを利用した支援や禁煙経験者のサイトもあります。あきらめないでください。

職場における喫煙対策については、平成15年に厚生労働省から「職場における喫煙対策のためのガイドライン」が示されました。ガイドラインでは労働者の健康確保と快適な職場環境の形成を図る観点から、受動喫煙を防止する対策が示されています。

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