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あなたの会社、女性が安心して働き続けられますか?【第5話解説】「さよなら会」より「おかえり会」がいいよね
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企業ご担当者の方へ”“ただいま”の笑顔を見るために、できることがあります。

いよいよ職場復帰です。育児休業終了後のスムーズな職場復帰に向けて、育児休業期間中に定期的に会社の情報提供を行ったり、教育訓練を行うなど、職場適応性や職業能力の維持回復を図る措置を講じるよう努めましょう。復帰1〜2ヶ月前ぐらいになったら、人事担当者などから本人の現在の状況について聞き取りなどを行ないましょう。子どもが生まれたことで、本人の仕事に対する価値観や考え方が変わることも考えられますし、保育園に入所できないなどの問題があるかもしれません。

また、「本人・上司・人事担当者」の3者による面接の機会を職場復帰前後に設けることは、本人の職場復帰に対する不安を取り除いたり、復帰のスケジュールを明確にできるなどの点で効果的です。
本人の意向や育児の協力体制が得られているかなどを具体的に聞き取り、上司と人事担当者が連携して、制度利用や配置転換などの対応もすぐに取れるようにしましょう。

職場復帰と同時に、仕事と家庭の両立が本格的に始まります。労働者が仕事と育児の両立を図れるよう、会社も一緒にサポートする環境をつくりましょう。

働く女性の方へ “おかえりなさい”と迎えられるために、できることがあります。

復帰が近づいたら、復帰後のどのような勤務形態で働いていくのか、家族と相談しながら検討し、不安があれば会社と相談するようにしましょう。その際、短時間勤務の制度など、仕事と家庭を両立するための会社の制度はどうなっているか確認しておき、希望があれば、あらかじめ会社に伝えておきましょう。
また、子どもの預け先、家事や育児の分担、急な残業や子どもの病気への対応方法を確認しておくことも、スムーズに職場復帰するために大切なことです。

職場復帰直後は、しばらく職場から離れていたこともあり、仕事と生活のペースを整えるのに時間がかかると思います。「早く周囲に追いつかなければならない」と焦らずに、軌道に乗るまでは上司や同僚と相談しながら、少しずつ慣れていくようにしましょう。

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