働く女性の心とからだの応援サイト > 妊娠出産・母性健康管理サポート > 建設業で働くみなさまへ > 2.現場の設備面における母性健康管理の配慮 |
女性労働者に聞いた現場における整備について「必要だと思うこと」の、上位3つをみると、最も多いものから「女性専用の仮設トイレ」の81%、次に「女性専用の更衣室(79%)」、「女性専用の休憩室(76%)」でした。 「『けんせつ小町』が働きやすい現場環境整備マニュアル」のチェック項目と、調査結果から分かった建設業で女性が働き続けるために必要なポイントを紹介します。 けんせつ小町をていますか知っ? 「もっと女性が活躍できる建設業を目指して」というスローガンのもと、一般社団法人日本建設業連合会によって発足したプロジェクトが「けんせつ小町」です。けんせつ小町とは、建設業で働く全ての女性の愛称を指しており、女性がより働きやすい現場環境への改善を促す「現場環境整備マニュアル」を作成するなど、さまざまな活動を行っています。 マニュアルには設備面と運営・管理に関する対応策や仕組みづくりが詳しく記されています。 一般社団法人日本建設業連合会のHP(けんせつ小町ページ)からダウンロードできますので是非ご活用ください。
女性専用仮設トイレを「設置している」と回答した企業は、全体の92.2%と高い割合とでした。また、整備状況については「女性専用のトイレであることを明確に表示している」は100.0%という回答であり、仮設トイレを設置しているすべての企業が整備していました。 出典:「けんせつ小町」が働きやすい現場環境整備マニュアル 画像:けんせつ小町HP ◆女性の発注者やお客様、見学者がいらっしゃることもあります。快適に使えるトイレの設置は、お客様に対しての配慮、PRにつながります。 ◆妊娠中は急な体調の変化があり得ます。華美でなくとも気持ちよく使えるトイレが設置されていることで、安心して働くことができます。
鏡を「設置している」と回答した企業は81.0%と8割を超えて高い割合でした。整備状況としては、「女性用、男性用を明確にエリア分けしている」が70.6%と7割を超えていましたが、「給湯可能な洗面所としている」は39.2%と低い割合でした。 ◆鏡があることで体調が悪い時に顔色を確認することができ、健康管理のチェックにもなります。 ◆顔にコンクリート材が付いた時などは、汚れを確認し洗い流すことできます。
更衣室の設置有無は「設置している」と回答した企業が87.5%と高い割合でした。整備状況も、施錠管理及び冷暖房の設置が共に7割を超えて高い割合です。しかし、「横になれるスペースを設けている」は44.6%と低い割合です。 出典:「けんせつ小町」が働きやすい現場環境整備マニュアル 画像:けんせつ小町HP ◆妊娠は病気ではありませんが、特別な健康状態にあります。体を横にして休める環境が重要です。 ◆女性労働者調査の結果においても、妊娠中の休憩に関する声が多く挙がりました。
女性用作業着、ヘルメット等安全保護具の「用意をしている」と回答した企業は73.8%と7割を超えて対応されていました。しかし、工具や仮設材については「用意していない」が68.3%と7割近い割合でした。 出典:「けんせつ小町」が働きやすい現場環境整備マニュアル 画像:けんせつ小町HP ◆男性用の作業着や靴を女性が使用すると、動きづらさを感じたり、下着のラインが見えてしまったりします。 |
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