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企業ご担当者の方
妊娠・出産などを理由とする不利益取扱いの禁止

職場における母性健康管理の推進

社内体制の参考事例

職場における母性健康管理の推進に当たって、社内体制の参考になる好事例をご紹介します。

1.取り組みをはじめたきっかけ   2.検討体制   3.具体的な取り組み内容
4.プラスαの取り組み   5.取り組みの効果   6.他社へのアドバイス

取り組みをはじめたきっかけ

──取り組み前の現状と課題について教えてください。

女性の労働力を必要としていましたが、人が集まらず悩んでいました。
女性は非常に高い能力を持っているため、主婦をはじめとした女性の労働力を必要としていました。しかし、なかなか人が集まらず、人手不足に頭を悩ませていました。

──取り組みはじめたきっかけを教えてください。

バブル期で人手不足の頃、主婦の労働力を確保すべく募集を行ったのですが、 「小さい子どもを預ける場所がない」ということで、人手を確保することができませんでした。
当社は平成2年に企業内保育所の開設に踏み切りました。その理由は、バブル期の人手不足を解消すべく、主婦の労働力を集めるためです。当時、新潟本社の周辺には新しい住宅がどんどん建築されていましたが、パート募集のビラを配ってもいっこうに人が集まりませんでした。

そこで、その理由を調査するために、当時経営企画室に配属されていた私が、一軒一軒住宅を回って聞き込みを行ったところ「本当は働きたいが、子どもが小さいので働きに出られない。保育所に預かると月に4〜5万かかるので、そんな余裕もない。」という主婦の声が集まったのです。

それを当時の社長(現:会長)に報告したところ、「1年以内に保育所を作れ!」という命が下り、平成2年の夏に定員50名の企業内保育所を開設するに至りました。それから瞬く間に人手が集まりました。そのときに入社した女性社員の一人は、現在も3人の子育てをしながら、工場長として活躍しています。

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