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働く女性の方

働きながら安心して妊娠・出産を迎えるために

働く女性の妊娠・出産体験談

実際に働きながら妊娠・出産を体験された、働く女性の生の声をご紹介します。

阿部 由美さん

株式会社トキハ
阿部 由美さん

  • ■平成元年入社。入社20年目。
  • ■販売職(婦人服・ヤングキャリア担当チーフ)。
  • ■お子さんは2人。上は4歳、下は2歳。

妊娠が分かった時

──妊娠が分かった時、仕事(会社)の継続についてどのように考えられましたか。

仕事が落ち着いてから結婚したので、結婚・出産後も仕事を続けたいと思っていました。

辞めることは考えていませんでした。ある程度仕事が落ち着いてから結婚したので、結婚後も仕事を続けていきたいと思っていました。

──仕事(会社)を続けていくことに対して、どのような不安がありましたか。
また、その不安はどのようにして解消されましたか。

体調を崩さないか心配でしたが、体調管理を徹底して乗り切りました。

妊娠中は、体調面の不安はありました。幸い、妊娠中に大きく体調を崩すことはありませんでしたが、「もし具合が悪くなったら職場に穴を空けてしまうことになる」という心配はありました。できるだけ自分で体調管理を徹底することで乗り切りました。出産後は、近くに住んでいる祖父母が強力にバックアップしてくれたので、安心して仕事ができました。

──妊娠中の就業に対して、ご家族はどのように理解、または協力がありましたか。(有り難かったこと)

母や夫の強力なバックアップを受けているので、とても助かっています。

子どもを保育園に預けて仕事をしていますが、私の母も長年仕事を続けてきたせいか、子育てしながら働くことに対して理解を示してくれていますし、できる限りのバックアップをしてくれています。また夫も、育児面でのサポートをしてくれているので、とても助かっています。

母性保護の法律について

──母性健康管理を守る法律があることを、どのような機会に知りましたか。

会社の先輩方から聞いて、ある程度は知っていました。

母性健康管理という言葉や、母健カードの存在については知りませんでした。妊娠中に一度だけ出血があって会社を休んだことがありましたが、その時も上司に口頭で伝え、一日休んだだけなので診断書も必要ありませんでした。
会社の制度に関しては、妊娠・出産している先輩方が周りに多かったので、その方々の経験を聞いてある程度は知っていました。

──会社には、妊娠・出産に関するどのような制度がありましたか。
また、会社からの情報で有り難かったことはどのようなものでしたか。

制度はあまり利用せずに済みましたが、妊娠中に「疲れたな」と思ったら、すぐに休ませてもらえたことが助かりました。

通勤に関しても、それほど電車が混んでいないので「通勤緩和」を申し出る必要もありませんでした。また、定期健診に関しても仕事がシフト制なので、健診日に合わせて休みを取るなどして対応しました。勤務中に関しては、「ちょっと疲れたな」と思ったら、すぐに上司に口頭で伝え、医務室で休むことができたので有難かったです。立ち仕事のため、妊娠後半は足がむくむこともありましたが、そんな時は売り場にイスを持ってきて座ることもできたし、周りの同僚や先輩たちも気を使ってくれたので助かりました。

会社での過ごし方

──妊娠について、どのようなタイミングで会社に申し出されましたか。それはなぜですか。

何かあっては困るので、妊娠2ヶ月後に報告しました。

妊娠して2ヶ月目くらいに、直属の上司に申し出ました。このタイミングで報告したのは、体調が安定していたことと、今後何かあっては困るので早めに申し出た方が良いと判断したからです。

──妊娠の申し出から産後職場復帰に至る社内システムの、どのような点が良かったと感じましたか。

面倒な手続きがなく、産休・育休の取得をすることができて点が良かったです。

特に面倒な手続きもなく、自分のペースで産休・育休の取得時期を決定することができた点が良かったです。私の場合、産休は出産の2週間前に取得しました。規定では6週間前から取得できることになっているので、「いつでも休みに入っていいよ」と言われていましたが、体調が良かったこともあり、ぎりぎりまで働いていようと思いました。また産後は、タイミング良く保育所に預けることができたので4ヶ月で復職しました。

──職場への配慮で心がけたことがありますか。それはどのようなことですか。また、職場から受けた配慮で嬉しかったのはどのようなことでしたか。

体調が良い時はいつも以上に仕事をがんばりました。同じフロアの仲間が体調を気遣ってくれたことが嬉しかったです。

体調が良い時は、いつも以上に仕事をがんばるようにしていました。また同じフロアの仲間(3〜4名)も、常に私の体調を気遣ってくれたので有難かったです。また、当社には「代行制度」というのがあり、私が産休に入る際には、後輩が私の代わりにチーフ職を代行してくれました。いつも一緒に仕事をしている仲間なので、引き継ぎもスムーズにできて助かりました。

妊娠中の健康管理

──妊娠中、ご自身の健康管理で気をつけたことはありますか。

食事に気をつけていました。

貧血ぎみだったので、食事には気をつけていました。

──母性健康管理指示連絡カードの存在を知ったのはいつですか。

カードの存在は知りませんでした。

カードの存在は知りませんでした。

職場復帰

──職場復帰や出産後に利用した社内制度は何ですか。

復職後は、祖父母が協力してくれたので、社内制度を利用する必要はありませんでした。

職場復帰にあたっては、上長と相談しながら時期を決定しました。育休中は会社から社内報が送られてくるので、それに目を通して状況を把握するよう努めました。復職後は、祖父母が協力してくれたこともあり、時短勤務等は活用しませんでした。

働く女性へのメッセージ

──働く女性へのメッセージをお願いします。

仕事中は子どもにかまってやれませんが、その分、休日に十分な愛情を注いでやれば 問題ないと思います。むしろ、仕事が子育ての活力になるんじゃないでしょうか。

働きながら子育てするにあたって、「子どもと接する時間が少なくなる」ということを心配する方が多いと思いますが、家で子どもと過ごす時間や、休日などを利用して十分愛情を注いでやれば、まったく問題はないと思います。

それどころか、子どもと過ごす時間が活力になり、仕事にも力が入りますし、周囲への配慮もできるようになりました。

仕事と育児を両立させるには、やはり家族のサポートが不可欠です。私の場合も、かなり家族に頼ってきたので、もし身近に両親が住んでいない場合には、施設や相談窓口を活用するなどして協力を得られる場を早めに探しておくと良いでしょう。

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