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働く女性の方

働きながら安心して妊娠・出産を迎えるために

働く女性の妊娠・出産体験談

実際に働きながら妊娠・出産を体験された、働く女性の生の声をご紹介します。

飯田 波香さん

株式会社第三銀行
飯田 波香さん

  • ■平成10年入社。入社10年目。
  • ■入社後4年間は営業店に所属し、内勤業務を担当。
    その後、現在の営業企画部に配属。
  • ■現在1歳3ヶ月のお子さんが1人。

妊娠が分かった時

──妊娠が分かった時、仕事(会社)の継続についてどのように考えられましたか。

子どもの預け先があれば、出産後も仕事を続けたいと思いました。

入社当初は、結婚後のことはあまり考えていませんでしたが、結婚し、妊娠が判明してからは、子どもの預け先があれば仕事を続けたいと思っていました。

──仕事(会社)を続けていくことに対して、どのような不安がありましたか。
また、その不安はどのようにして解消されましたか。

子どもと離れている時間が長くなるので、「大丈夫だろうか」という不安はありましたが、母が預かってくれているので助かりました。

子どもと長時間離れることに対する不安はありました。定時に帰宅したとしても、一日10時間は子どもと離れていることになるからです。そのため、「果たして1歳未満の子どもが、長時間にわたって母親と離れていて大丈夫なのだろうか…」という点を不安に感じていました。

両親に相談したところ、実家近くの保育園に預ければ送り迎えをしてくれる、とのことだったので、実家近くの保育園に預けることにしました。現在は、16時まで子どもを保育園に預け、母が迎えに行ってくれています。私は仕事が終わった後、実家に子どもを引き取りに行きます。

私の場合、生後8ヶ月で子どもを預けて復職したのですが、それは仕事のブランクが長くなるのが不安だったからです。家族からは「ちょっと早すぎるのではないか」と言われましたが、協力してくれたので助かりました。結果的には、ものごころがつく前に保育園に預けられたことで、環境への対応が早く良かったのではないかと思っています。

──妊娠中の就業に対して、ご家族はどのように理解、または協力がありましたか。(有り難かったこと)

妊娠中よりも、出産後のほうが協力してもらっています。

妊娠中は元気だったので、特に協力を必要とすることはありませんでした。むしろ、復職してからのほうが協力してもらっています。主人に関しても、家事がおろそかになっていても文句を言わず、家事も手伝ってくれているので有り難いです。

母性保護の法律について

──母性健康管理を守る法律があることを、どのような機会に知りましたか。

当行で配布している「子育て応援!」ハンドブックを通して知りました。

当行で配布されている「子育て応援!」ハンドブックを通して知りました。健診に関しても休みが取れることは知っていましたが、私が通っていた病院は土曜日も診療を行っていたので、わざわざ休みを取得する必要はありませんでした。そのため、母健カードは利用しませんでした。

──会社には、妊娠・出産に関するどのような制度がありましたか。
また、会社からの情報で有り難かったことはどのようなものでしたか。

現在は、所定外勤務免除を申請し、定時に業務を終了しています。

育児休暇や看護休暇、所定外勤務免除などの制度があります。私の場合は、子どもが熱を出したときは実家で面倒を見てもらっているので、看護休暇を利用したことはありません。現在は、所定外勤務免除を申請し、定時(17時15分)に業務を終了しています。

会社からの情報で有り難かったのは、産休・育休時の有給日数を分かりやすく教えてくれたことです。ふだん、バースデー休暇やメモリアル休暇くらいしか使わないので、自分の有給休暇が何日残っているのか分からなくなっていました。

会社での過ごし方

──妊娠について、どのようなタイミングで会社に申し出されましたか。それはなぜですか。

迷惑がかからないように、妊娠初期に報告しました。

妊娠初期のころ、ちょうど所属長と面接する機会があったので、その際に報告しました。グループ内の上司や同僚は信頼できる方ばかりだったので、迷惑をかけることもあるかもしれないと早めに伝えました。

──妊娠の申し出から産後職場復帰に至る社内システムの、どのような点が良かったと感じましたか。

復職までの間、会社からの補助を受け、業務に関連する内容の通信教育を受けました。仕事のブランクを感じずに済んだので良かったです。

育児休暇中に、通信教育や検定試験の案内を自宅に送ってもらい挑戦していました。私の場合は、業務に関わる内容の通信教育を受け、検定試験も取得しました。そのため、休暇中のブランクを感じることもなく、有意義に過ごせたと思います。受講料も半額補助してもらえたので、とても助かりました。

──職場への配慮で心がけたことがありますか。それはどのようなことですか。また、職場から受けた配慮で嬉しかったのはどのようなことでしたか。

欠席や遅刻・早退がないように、病院のスケジュール調整や体調管理を心がけました。

欠席や遅刻・早退がないように、病院のスケジュール調整や体調管理を心がけました。また、職場からは重いものを持つのを助けてもらうなどの配慮をしてもらったことが嬉しかったです。そのおかげで、産前は4週間前まで出勤することができました。

妊娠中の健康管理

──妊娠中、ご自身の健康管理で気をつけたことはありますか。

睡眠をしっかりとるように心がけています。

睡眠をしっかりとるように心がけています。妊娠中のつわりはひどくなかったので、体調は良かったです。

──母性健康管理指示連絡カードの存在を知ったのはいつですか。

存在は知っていましたが、利用したことはありません。

存在は知っていたが、特に利用する必要がなかったので使ったことはありませんでした。

職場復帰

──職場復帰や出産後に利用した社内制度は何ですか。

所定外勤務免除制度を利用して、子どもを保育園へ迎えに行くようにしています。

所定外勤務免除制度を利用しています。この制度を利用して定時に帰宅しても、子どもと会えるのは18時頃になりますが、子どもとのコミュニケーションは大切なので、小学校にあがるまでは利用したいと思っています。

現在、私が所属する部署では、自分の裁量で仕事を進められるので、定時内に仕事を終わらせるよう優先順位をつけ、効率を考えながら仕事を進めています。そのため、定時で帰宅しているからといって他の人に仕事をお願いすることはありませんが、やはり周囲の方は気を遣ってくれていると感じます。

──出産前と出産後で、働き方が変わったと思いますか。

自覚はないものの、大らかになった気がします。

特に自覚していることはありませんが、大らかになったのではないかと思います。

働く女性へのメッセージ

──働く女性へのメッセージをお願いします。

すべてを完璧に行うのは無理なので、できる範囲で最大限の努力をすることが大切です。ある程度子どもが成長すれば、少しは楽になると思います。

家事は手を抜くこと、家族の手助けには素直に感謝するということに尽きます。どうしても身内だと、「やってもらって当たり前」という気持ちになりがちなので、感謝の気持ちは大げさに伝えたほうが良いでしょう。

私自身、子どもができる前は、「仕事も家庭も私がやらなければ…」と完璧主義でしたが、現在は家の仕事が行き届いていなくても、大らかな気持ちでいられるようになりました。イライラしていたら、仕事と家庭を両立できないと思います。

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