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働く女性の方

働きながら安心して妊娠・出産を迎えるために

働く女性の妊娠・出産体験談

実際に働きながら妊娠・出産を体験された、働く女性の生の声をご紹介します。

楢本 由美子さん

生活協同組合おかやまコープ
楢本 由美子さん

  • ■平成5年入社。入社15年目。
  • ■店舗商品グループデイリーグロッサリーチーム デイリーバイヤー
  • ■1歳6ヶ月の子どもが1人いる。

妊娠が分かった時

──妊娠が分かった時、仕事(会社)の継続についてどのように考えられましたか。

職場の上司や仲間もフォローしてくれたので、辞めようとは思いませんでした。

ちょうど2年半ほど前、結婚を前提に交際していた現在の主人の子どもを授かり、それを機に入籍することになりました。

妊娠と時期を同じくして、現在の部署(デイリーグロッサリーチーム)に異動の話が浮上したので、妊娠の旨を上長に報告したところ「育休後に復帰してくれれば問題ない」という回答をいただいたので、部署を異動した後、産休取得まで5月間仕事をして、そのあと復職しました。こうした良い環境に恵まれていたため、妊娠が分かった時点で「仕事を辞めよう」とは思いませんでした。

──仕事(会社)を続けていくことに対して、どのような不安がありましたか。
また、その不安はどのようにして解消されましたか。

すでに制度が整っており、周囲の職員も気遣ってくれたので不安はありませんでした。

妊娠が分かったのは、バイヤー職に異動になる直前だったので「迷惑をかけるのではないか…」と心配しましたが、上長に報告したところ「それでもかまわないから、復職後にバイヤーとしてがんばってほしい」との返事をもらいました。この言葉が励みになり、「必ず復帰して期待に応えたい」という思いが湧き上がりました。

──妊娠中の就業に対して、ご家族はどのように理解、または協力がありましたか。(有り難かったこと)

妊娠後も働き続けることに対して家族の理解がありましたし、
体がきつい時は、家事をせずに休むことができました。

主人から「子どもができたのだから、仕事を辞めて家事に専念してほしい」と言われたことはありません。主人には、特に何かをしてもらったという記憶はありませんが、体がきついときは家事など一切せずに、休んでいることができました。

母性保護の法律について

──母性健康管理を守る法律があることを、どのような機会に知りましたか。

妊娠・出産をした先輩たちを見ていたので、十分に理解していました。

今まで、多くの先輩たちが制度を利用して子育てと仕事を両立しているところを見ていたので、「こういう制度がありますよ」とアナウンスしてもらわなくても、周りの先輩たちの行動を見ることで学ぶことができました。

──会社には、妊娠・出産に関するどのような制度がありましたか。
また、会社からの情報で有り難かったことはどのようなものでしたか。

制度は充実していましたし、人事担当者が何でも相談に乗ってくれたので心強かったです。

すでに産休・育児休暇などの制度は整っていましたし、人事担当者の分島さんが親身になって相談にのってくれたので、とても助かりました。また、イントラネットでも制度が公開されていたので、何でも知ることができました。

会社での過ごし方

──妊娠について、どのようなタイミングで会社に申し出されましたか。それはなぜですか。

部署異動と妊娠が重なったため、迷惑をかけてはいけないと思い、すぐに報告しました。

妊娠が分かった時点ですぐに上長に報告しました。人事異動の時期と妊娠が重なってしまったので、早く報告をしておかなければ迷惑をかけると思ったからです。デイリーバイヤーの職につくと、アメリカ研修に行かねばなりませんでしたし、その後すぐに産休に入ってしまうのでは、業務上不都合が生じるのではないかと心配したのです。しかし、上長に相談したところ「育休後に復帰してもらえれば問題ない」とのことだったので安心しました。

──妊娠の申し出から産後職場復帰に至る社内システムの、どのような点が良かったと感じましたか。

バイヤーの仕事を続けられるよう、代替要員を手配してくれたことが有り難かったです。

妊娠を申し出てからも、変わらずバイヤーの仕事を続けられるようにと、代替要員を立ててくれたことが有り難かったです。

──職場への配慮で心がけたことがありますか。それはどのようなことですか。また、職場から受けた配慮で嬉しかったのはどのようなことでしたか。

代替要員の方に迷惑をかけてはいけないので、復帰のタイミングはマメに連絡しました。

特に周囲に配慮した点はありません。男性職員も気を遣ってくれましたし、仕事を手伝ってくれることも多かったです。産休に入る前は、ある程度仕事を整理しておきましたが、すぐに代替要員の方が入ってくれたので負担になることはありませんでした。
あえて配慮した点をあげるとするなら、復帰の予定だけは、こまめに上長に連絡するようにしました。私の代替要員に入ってくれた方は、復帰のタイミングで別の部署に移ってくれました。そこまで配慮していただいて、とても感謝しています。

妊娠中の健康管理

──妊娠中、ご自身の健康管理で気をつけたことはありますか。

体調が良くなかったので、必要な制度は気兼ねなく利用させてもらいました。

妊娠中は、いつもお腹が張ったり貧血気味だったりと、体調が良くありませんでした。
上長から「辛くなったら、いつでも休んでいいよ」と言って頂けていたのもあって、必要な制度は気兼ねなく利用させてもらったという感じです。
妊娠が分かった時点では、すぐに病院で診断書をもらい、上長に報告し、1週間ほど有給をいただきました。仕事に復帰してからも体がつらかったので、人事担当者から頂いた母性健康管理指示連絡カードを病院で記入してもらい、その指示に基づいて休憩やお休みをもらうことが多かったですね。
健診の時は、半日休暇を取っていましたが、病院の待ち時間が長く午後までかかることが多かったため、有給を利用することも多かったです。

──母性健康管理指示連絡カードの存在を知ったのはいつですか。

妊娠直後、人事担当者から母性健康管理指示連絡カードをもらいました

妊娠してすぐに、人事担当者から母性健康管理指示連絡カードをもらいました。体調が優れないときが多かったので、その都度病院で記入していただきました。

職場復帰

──職場復帰や出産後に利用した社内制度は何ですか。

復帰1ヶ月前に上長と話し合いをし、復帰後の職務について希望を伝えました。

特に社内制度を利用したわけではなく、休暇前に上長から業務に関する本を渡されていたので、それに目を通しておいた程度です。その他、質問事項があれば、人事担当者にメールを送ると、すぐに回答を返信してくれたので、安心できました。
復帰の1ヶ月前には、上長から直接連絡があり、復帰後の業務について話し合いしました。その際に、「しばらく長期の出張は控えたい」という旨を伝えると、「では他のマネージャーに頼んでおきます」と承諾してくれました。「時短を使いますか」とも聞かれましたが、はじめから時短を使うと仕事が追いつきそうになかったので、育児時短は使わないことにしました。上長からいろいろと提案してくれたので、復帰に対しての不安はありませんでした。

働く女性へのメッセージ

──働く女性へのメッセージをお願いします。

子育てには周囲の協力が必要です。一人で抱え込まずサポートを受けてください。

子育てと仕事を両立させるには、周囲の協力が必要です。私の場合は、実家に子どもを預けて仕事をしているので、実家のサポートがなければ、非常に大変だっただろうと思います。

たとえ近くに身内がいない方でも、地域には子育てをサポートしてくれる施設があると思うので、積極的にコミュニケーションをとり、子育て支援を受けられてはいかがでしょうか。自分だけで抱え込まずに周囲の協力を得ることは、生きていくうえで非常に大切なことだと思います。

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