さっきまで校庭で元気いっぱいに遊んでいた子供たちが、校門から飛び出してきました。時計を見ると午後3時すぎ。海外では、高学年になるまで親が子供の送り迎えをすることが普通です。
子供を迎えに来ていたのは、お父さん、お父さん、お父さん。ジャケットにジーンズ姿のお父さん、短パンにTシャツ姿のお父さん、日本では通称“お父さんの制服”とも呼ばれるスーツ姿のお父さんは見当たりません。
お父さんは専業主夫?!職探し中?!
いえ、いえ、お父さん達は、ちゃんと仕事を終えて子供たちを迎えに来ています。
ストックホルムのお父さん達は、朝7時から仕事を始めることも珍しくないといい、効率よく仕事を片付けて退社。夜ご飯は一日の出来事を話ながら、家族みんなで食べる。お母さん達も働いているので、育児や家事を夫婦で分担することもごく自然のことなのです。