さて、それではどんなサポートが有効か?アンケート結果を鑑みるに、実は毎日のちょっとした支援ではないかと考えています。以前私がこのコラム欄で書かせていただいたように、ほとんどの働くママたちは毎日がきちきちです。朝から晩まで様々なことを考えながら家でも職場でも働き続けています。ですからその毎日をちょっとサポートしてもらうのがとっても有効なのではないかなと思っています。
例えば保育園への送りをファミリーサポートにお願いする。すると朝1時間くらいゆとりができる。少し早めに出勤して昨日あわただしく片づけた仕事を振り返る時間ができるかもしれません。毎日なんとなく職場に迷惑をかけているのではと思うと遠慮してしまうことも、毎日に少しゆとりが出て、仕事がきっちりできていることに自信が持てれば、子どもの病気の時に「今日は帰ります」と言いやすくなるのではないでしょうか? 「子どもの病気」は仕事を辞めるきっかけにすぎず、仕事を続けられないと思わされる原因は毎日の忙しさにあるのではないかと思っています。
最近はイクメンパパさんが子供を保育園に連れて行っている姿をよく見かけるようになりました。若い世代の男性の育児に対する認識や行動は変化してきています。行政ではファミリー・サポート・センター等、身近でちょっとした支援を受けられるものが整ってきています。事業主の皆さん、働く親たちが毎日に少しゆとりのもてる働き方ができるようなサポートを想像してみて下さい。案外気軽に職場で始められることがありそうです。